国立市主催のシンポジウムに参加して
2月14日、国立市主催のシンポジウム「社会で働く力ってどんなこと?」に出席してきました。
当日は、企業で働く当事者の方と雇う立場の方、そしてお子さんを企業に送り出したお母様(くにたち発達しょうがいを考える会 太陽と昴の会)それぞれの立場からのお話を聞くことができました。
企業が求めているのは挨拶、働く意欲、協調性などはもちろんのことですが、「体調管理」も強く要求しているという印象でした。
生活を整えて健康でいること。それには本人に任せっぱなしはダメで、お母様は「社会人になろうとも、いつも気を配っている」とお話しされていました。
もうひとつは「できるだけ地域の人とふれあって、社会に出ていけるように後押ししてあげる」ということです。
「おでかけ」することで地域の人に知ってもらえば、経験を増やすこと・困っている時に声をかけてもらうことにつながります。軽い会釈などができるようになることで、「あいさつ」を返してもらえます。「あいさつ」してもらえると幸せな気分になるはずです。それは、ご家庭の方にとっても「幸せな気分」になることでしょう。息子さんを連れて外出し、「外でのふるまい」を経験させているというお父様もいました。
「冷たくない厳しさ、甘やかさない温かさ」という言葉もありました。
本当にその通りと思うのですが、実際にバランスよくできているかはいつも私達の課題です。
もうひとつ。「ひとりで頑張り過ぎないで、かわいいお母さんになって」という、お母様への労いの言葉も心に残りました。